よろず鳥報

毎日がエブリデイ

映画『ゆきゆきて、神軍』

おはよう世界。とりちゃんです。

この映画を「タイトルだけ」知ったのは学生の頃。実に25年越しで、作品を観ることが出来ました。

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ニューギニアから生還した兵隊、奥崎謙三が、終戦後に部下を処刑した上官に真実を問いただす旅に出る。移動はいつも「田中角栄を殺す」と書かれた、手製の街宣車。はた目には、まあ狂人の類としか見えない。
奥崎謙三に詰められる、元上官の言い訳のほうが普通。戦後四十年も経てば、みな築き上げたいまの生活が惜しい。ようやく忘れたんだから、放っておいてくれというのが普通だと思う。それを許さず、暴力に訴えてでも真実を暴こうとする。やはり狂人か。

奥崎謙三に妻がいる。彼女が何を考え、彼の活動を支えているのかサッパリわからない。しかし、イヤなら夫が収監されたあと、夫の街宣車に乗って、街ゆく人に訴えたりはしないだろう。
奥崎謙三が単なる狂人なら、彼を支援しようとする人など出てこないはず。彼は、なにか純粋すぎる人だったのではないかな。そんな感想を持った。

上映後、原一男監督によるトークイベントがあった。奥崎謙三が還暦を過ぎて、ニューギニアで子作りに目覚めたという話・・・監督はコトの詳細を聞かされたそうで。普通の人じゃ、とても付き合いきれませんね。

原一男監督は「れいわ一揆」という映画も撮っていますが、今はれいわ新選組をケチョンケチョンにけなしているという話と聞いた。ちょっと安心したので、「れいわ一揆」が上映されたら、観にこようかと思っている。