よろず鳥報

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映画「ディリリとパリの時間旅行」

舞台は20世紀初頭のパリ。背景は実写で、人物を絵で描いたアニメーション。陰影のない平坦な絵柄で、はじめ人物が背景から浮いて見えるのだけど、観ているうちに違和感はなくなり、むしろ「こうじゃなきゃ」と思えてきます。

当時パリで活躍した芸術家たちが、脇役でいっぱい出てくるのですが、モブ(群衆)の中に、ロートレックが描いたポスターのような黒服赤髪の女性がいたり、モディリアーニの絵から出てきたような例の面長の女性がいたり。。。台詞がなくっても、ちゃんと誰だかわかるようになっています。ボクは芸術方面はサッパリなのですが、あの人じゃないかな?と思った人が何人もいました。パブのシーンでは、たぶんそこにいる人みんな有名人だったんじゃないかしら?一緒に観にいったウチの人は、コクトーが出てこないのを残念がっていましたけれど。

パリの夕暮れやオペラ座の絢爛など、美しい景色の中で、アニメーションの人物たちが暴れまわります。主役の女の子・ディリリは、ハマの番長みたいなスゴイ髪型をしているし、主役たちの乗り物がスワンボートだったり(足が回転!)、悪い奴らの乗り物が黒い魚みたいな船だったり。どれもキッチュなデザイン、背景との対比が面白い。これは、アニメでしか作れない作品だなって思いました。おすすめ!

(2018年/フランス,ドイツ,ベルギー)

 映画「ディリリとパリの時間旅行」オフィシャルサイト

ディリリとパリの時間旅行★9/22(日)27(金)は日本語吹替版 | 横浜の映画館・ミニシアター「シネマ・ジャック&ベティ」