よろず鳥報

oishiiは正義

映画「ブエナ・ビスタ・ソシアル・クラブ☆アディオス」

第一線を退いた老ミュージシャンたちが集まってオルケスタを組んだら世界を獲っちゃった!かつて一大センセーションを巻き起こした「ブエナ・ビスタ・ソシアル・クラブ」のCD、うちにもある。映画にもなった、というか、ボクの場合は映画で「ブエナ・ビスタ」を知った。

当時70歳前後だった老ミュージシャンたちは、いまや90近く。フロントマンだったイブライム・フェレールはじめ、鬼籍に入ったメンバーも多い。本作は、亡くなられたメンバーの思い出と、いまも活躍しているオリジナルメンバーに、孫世代の若手ミュージシャンを加えたメンバーで行った、アディオス(さよなら)ツアーを追ったドキュメンタリー。

感じるのは、老ミュージシャンたちの化け物じみたパワー。2曲ごとに酸素吸入しながら歌い続けた…といった不死鳥エピソードをみるにつけ、最後のステージの×日後に亡くなった、というのも、さもありなんと思える。

バラク・オバマに招かれ、ホワイトハウスで演奏したのは知らなかった。演奏を聴いたオバマのスピーチ「願わくば私もあのように若々しくありたい、数年後に」は、まったくその通りで。「ブエナ・ビスタ」に惹かれる、最大の理由がそこだろう…90歳にして人生に花が咲くことだってある!

カルナバルの裏側も少しだけ描いている。自分たちのつらい思い、苦しみをうたった歌が、かつての敵?から、熱狂的に歓迎されたら、戸惑うだろう。ボクも彼らのつらさはわからない。それでも、彼らの音楽は美しい。

映画『ブエナ・ビスタ・ソシアル・クラブ★アディオス』公式サイト